日本人にとって、もっとも身近な神社といえるのが「お稲荷さん」とも称される稲荷神社。
全国に3万社あるともいわれ、日本全土で老若男女を問わず、親しまれています。
その総本宮が京都の伏見稲荷大社です。
西暦711年の御鎮座以来、1300年にわたり人々の信仰を集め、五穀豊穣、商売繁昌、家内安全、諸願成就の神様として崇められてきました。
近年では日本人のみならず、外国人の参拝者・観光客が数多く訪れるようになり、京都、そして日本を代表する名所として世界にその名を知られるようになっています。
宮司挨拶
これからも伏見稲荷大社は人々が幸せを求める「庶民の信仰の社」であり、「神様と自然と人とが共生する社叢・稲荷山」であるということを大切にし、次の世代へと護り伝えていく使命が我々にはあります。
沿革
伏見稲荷大社の御祭神である稲荷大神様が稲荷山に御鎮座されたのは、奈良時代の711年二月初午の日のこと。その日から数えて、去る2011年には御鎮座1300年を迎えました。
御祭神
重要文化財に指定されている本殿には、下社・中社・上社ならびに摂社である田中社・四大神の五社が一宇相殿に奉祀されています。これら五柱の御祭神名は、稲荷大神様の広大なる御神徳の神名化されたものです。
祭礼と行事
伏見稲荷大社では四季を通じて、古式に則った祭礼、神事を執り行っています。
古都・京都を代表する風物詩となっているものもあり、祭事の日には、境内が参拝者で大いに賑わいます。
よくあるご質問
日本の神社で一番数が多いのが「お稲荷さん」ともいわれていますが、意外と日本人にも知られていないことがたくさんあります。よくあるご質問に答えるかたちで「お稲荷さん」の信仰の姿を紹介します。
境内マップ
伏見稲荷大社の境内は、稲荷山全体が神域として崇められ、山中に点在する祠や神蹟、お塚、鳥居等から成っています。稲荷山は東山三十六峰の南端に位置する霊山(233m)で、稲荷信仰は稲荷山を神奈備とする一種のお山の信仰に始まります。
講演会
「稲荷信仰の成り立ち」
— 未来に向けて —
京都市歴史資料館長・京都産業大学名誉教授 井上満郎氏
令和4年10月9日
配信は終了いたしました
配信期間 2023年1月10日〜2月9日