伏見稲荷大社では四季を通じて祭礼、神事を執り行っています。
このページでは主な行事をとりあげてご紹介します。
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外拝殿において、池坊華道会による献花の儀が行われます。
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古儀茶道薮内流奉仕による献茶の儀が行われます。
また茶室瑞芳軒において茶席が設けられます。
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衣食住の大祖であり、あらゆる産業の守護神である稲荷大神の、日頃のご神恩に感謝し産業が益々発展・興隆するよう祈願するお祭りです。この祭典には、全国産業界の優秀な製品等が大前に奉納され、大神様はもとより一般参拝者の方々の目もなごませます。
また、社頭では当社神楽女による「桜花舞」が奏されます。
桜花舞歌
1、宮びとの花をてごとに神まつる
とききにけらし春のみてぐら (大山為起)
2、雲やたつ霞やまがふ山桜
花よりほかも花とみゆらむ (藤原 俊成)
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稲種を苗代田におろすにあたり、大神にその充実した生育を祈願するお祭です。
本殿祭の後、境内神田において籾種を撒く神事が行われます。
水口播種祭歌
阿戸(あと)まつり 阿戸まつり
阿奈(あな)しづけさや 斎種(ゆだね)をおろす みずのおと
御代(みよ)平穏(おだい) 御代平穏 天(あめ)の下(した)平穏(おだい)
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稲荷大神が年に一度氏子区域をご巡幸になり、広くご神徳を垂れたまう大社最重要の祭儀です。
11:00より宮司以下の祭員および奉仕者の全員が冠・烏帽子に杉の小枝を挿した後神幸祭が斎行され、五基のお神輿にご神璽が奉遷されます。
14:00神輿の前後に供奉・奉賛列を整え本社を出発、氏子区域を巡幸してJR京都駅南西方、西九条にあるお旅所へ向かい、奉安殿に納められます。
5月3日の還幸までの間、お旅所は連日氏子の人々で賑わいます。
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稲荷祭期間中に神輿五基が各氏子区内を巡幸します。
稲荷祭の奉仕には、昔から宮本組・川西崇敬会および五ヶ郷と称する氏子区域があります。これらの氏子区域は神幸・還幸の行列奉仕を担当し、神輿は五ヶ郷の担当に属しますが、その五基は、不動堂(田中社)・東九条(上社)塩小路・中堂寺の交代(下社)・西九条(中社)・八条(四之大神)の担当となります。