当社では昭和42年より機関誌「朱」を発行いたしております。
内容は「稲荷」に関する論文・随想などとなっております。
刊行物「朱」64号
『申楽談儀』の稲荷霊験譚にみる世阿弥の環境―三社託宣、観世稲荷、土倉をめぐって― | 天 野 文 雄 |
秀吉生母大政所の「御煩」と伏見稲荷社 | 河 内 将 芳 |
稲荷と中世神道―『稲荷記』をめぐる一考察として― | 星 優 也 |
狐の玉と宝珠の図像学的考察―若狭の屋敷稲荷の口承と象徴化 | 金 田 久 璋 |
ダキニ天の多様な彫像と信仰 | 川 北 奈 美 |
小牧源太郎と稲荷と狐―前衛画家の描く稲荷信仰 | 清 水 智 世 |
伏見稲荷大社の献木とヒメシャラ | 渡 辺 弘 之 |
新古今歌人の「伏見」「深草」等の歌注釈 | 小 田 剛 |
〝狐〟の寓話「下心」から解く『エソポ物語』―『エソポ』独自寓話より― | 小 林 千 草 |
狐で騙る話 | 門 脇 大 |
小学生全集『源平盛衰記物語』の「清盛と狐」考―『源平盛衰記』改作にあたっての工夫― | 中 本 茜 |
稲荷にまつわる怪異伝承 | 松 村 薫 子 |
洞窟に祀られた稲荷社~仁右衛門島福女稲荷大明神と伏見稲荷勧請証書~ | 若 杉 温 |
子ども向けのお話に登場するキツネ―児童文学作家・富安陽子の作品を対象として― | 山 川 志 典 |
刊行物「朱」63号
平安京の「京中」神と「家中神」 | 西 山 良 平 |
日本社稷第一之神社―享保末年における稲荷社の自意識とその思想史的位置― | 井 上 智 勝 |
暖簾の三弁宝珠紋―洛中洛外図屏風にみる稲荷信仰の表徴― | 川 嶋 將 生 |
平安京東市と七条―稲荷御旅所成立の背景― | 國 下 多美樹 |
『山城国風土記』逸文・伊奈利社条のドイツ語訳―カール・フローレンツ『日本の神話』 | 兼 岡 理 恵 |
〝狐〟の寓話「下心」から解く『エソポ』と『伊曽保』―共通寓話より― | 小 林 千 草 |
キツネの詠んだ和歌―お伽草子の作例― | 柴 田 芳 成 |
名所かるたの中の「稲荷坂」 | 吉 海 直 人 |
定家の「伏見」「深草」等の歌 | 小 田 剛 |
宮城県におけるオミョウジンサン | 鈴 木 岩 弓 |
伏見稲荷大社・稲荷山で見られる地質学的変遷記録と信仰 | 三 上 禎 次 |
伏見稲荷大社境内で見られる野生哺乳類 | 上 西 実 |
稲荷山山頂付近の地形と水の流れ | 山 田 誠 |
中華圏における「あか」のイメージ―天理参考館所蔵資料を例にして― | 中 尾 徳 仁 |
稲荷と狐―岡山・木山神社の一例― | 伊 東 史 朗 |
近畿地方を中心とする狐をめぐる民俗―キツネガエリと寒施行― | 藤 井 裕 之 |
幕末期における宮本包則の刀剣奉納と稲荷山 | 上 島 亮 平 |
刊行物「朱」62号
立命館大学図書館蔵『後水尾院御集』について | 川 崎 佐知子 |
名所「伏見」「深草」と「稲荷」―宗祇の選択 | 赤 瀬 知 子 |
十五世紀の伏見稲荷社に関する雑考―『満済准后日記』『看聞日記』を中心に― | 呉 座 勇 一 |
小説の材料考―谷崎潤一郎『紀伊国狐憑漆掻語』 | 中 村 ともえ |
清少納言の祈り―『枕草子』における稲荷を始発として― | 春 日 美 穂 |
古代史上の狐信仰―動物が神使となるまで― | 中 村 一 晴 |
狐火伝承と俳諧 | 久留島 元 |
「憑き物」使いの一系譜―狐使いを中心にして― | 酒 向 伸 行 |
泉鏡花『菊あはせ』小考―「稲荷堂」と「狐」を手がかりに― | 西 尾 元 伸 |
稲荷山に祀られる神 | 武 部 智 子 |
山形市「歌懸稲荷社」の由来と最上義光の文事との関係について | 名 子 喜久雄 |
お稲荷さんの想い出 | 松 井 今朝子 |
狂言「石神」の構想と演出―石神信仰との関連― | 稲 田 秀 雄 |
稲荷神社から金物神社へ―金物のまち三木における「鞴祭り」の変遷― | 岡 本 真 生 |
式子内親王の「伏見」の歌注釈 | 小 田 剛 |
稲荷信仰と大嘗祭 | 佐々木 聖 使 |
京師巡覧〈稲荷〉贅註 | 鈴 木 元 |
室町時代における稲荷祭礼東寺中門御供の変化について―東寺執行公人を中心に― | 酒 匂 由紀子 |
稲荷信仰にみた神璽の様相―近世の神体勧請を手掛かりに― | 吉 永 博 彰 |
伏見稲荷大社と本居宣長 | 編 集 部 |
当誌は非売品ですがご希望があればお頒ちいたします。
但し残数に限りがありますので「宣揚部」までお問い合わせください。